「ただいま」

アレクシアは帰宅して挨拶をした。

だが、返事がない。

いつもならば母親か妹が玄関に来てくれるのに。

何かが、おかしかった。

致命的に何かが壊れている、そんな予感がありアレクシアは慌てて靴を脱いで家の中に入った。