小さく吐息して

今度は
深い深呼吸

どうして
こうなったのか
わからない

いつのまにか
はなれてた私たち

いつのまにか
あなたは

私じゃない
愛するひとを

見つけていた

つい三日前
言われた言葉を思う

“別れてください━━━”

その返事をするため
ここまできた

いつも待ち合わせにしていた
この居酒屋

勇気をだして
扉をあける

室内の照明は
月より眩しくて

思わず目を閉じた