いつもの朝。


何も変わらない日常。


それは、私以外の人たちだけ。


いつもなら、窓を開けて隣の窓に向かって


「おはよう!」って言えた。


今では、カーテンを開けても

君はいなくて。


幼馴染の関係だった私。


私は、宮藤凛。


きゅうどうじゃないよ。


くどうだよ。


幼馴染の高橋勇。


きっと、私が告白なんてしなければ


幼馴染の関係は崩れなかったんだ。


「よし。」


いつものように着替えを済ませ


下に降りる。



「おはよー。」



いつものように挨拶をすれば


「おはよ。」



お母さんは返事をしてくれる。


「さっさと食べちゃいなさい。」


「はーい。」



朝食を済ませ、登校する。


なぁんにも変わらない。


君がそこにいないことを除けば。