好きな女の子は鉄仮面!!?!

教室に戻り席に着く。
「初めは自己紹介からなー。じゃあ式中うるさかった嶋田から前へー。」
「俺っすか!?」
お前より俺のが嫌なんだよ。
喋りの上手いお前の次の人見知りの身になってみろ。
「嶋田勇介ね皆!男女ともに仲良くしよねー♪趣味はサッカーと女の子と話すこと!あ、女子?どんどんメアド聞きにきてね〜」
「自己紹介くらい真面目にやらんか!」
怒られてやーんの。
あんな自己紹介聞いたことねーよ。
「次!」
「初めまして…神原絆来…です。えーっと…」
「絆来は小ちゃくて可愛いお顔だけどちゃーんとついてるからな女じゃないぞー!」
クラスの皆が一斉に笑う。
このやろう…まあでも助かったちゃ助かった。のか?
「...次」
「白雪怜です。趣味はデザート作り。よろしくお願いします。」
短い自己紹介だけど彼女に一歩近づけた気がした。
ドクンッ。
ん?心臓が痛い。病気かも。なんちゃって?
HRが終わり複数の女子が白雪さんの席に行く。
「デザートってどんなの作るの〜?」
「姉が自己紹介ではこう言えって。ごめんけどそんなの作れない。」
「…可愛い〜♡!!嘘つけないところとか純粋って感じぃ〜♡」
おいおい。
お前らの可愛い基準ってなんなんだよ。
「そんなんじゃなくて、ただ本当の事を言ったの。てか暑い。どっか行ってくれない?」
「きゃ〜♡ツンデレってやつ?もうれいれい可愛過ぎぃ♡」
…て。
「勇介。俺には女子の気持ちなんか一生わからん気がする…。」
「俺はわかるよ〜。女の子には王道の可愛いと邪道の可愛いが好きな子とぱっくりわかれんの。おわかり?」
「わかるか。」
「…。じゃあ見てろって。」
勇介が白雪さんとそれを囲む女子の集団に近づいて行く。
「わかるうー。れいれいには他にない可愛さがあるっていう感じぃ〜?」
「さすが嶋田くーん♡」
もうここまでくると意味不明ですよね。
女子の集団と勇介で話してると白雪さんが立ち上がって教室から出て行った。
ドキン。
また心臓が痛い。白雪さんて疫病神?
なんて人のせいにしてはわけのわからない痛みに悩んでいた。