「えっと、理科の先生の名前は…谷先生で国語の先生が大谷先生、だっけな…」


…もう、先生の名前被ってすぎ…ややこしいよ。



悩みながら書いていたら
ドアが勢いよく開いた。

「あーっ1時間目までに間に合ったー!」と大きな声が教室に響いたと共に、



「“ちとせ”遅いぞー!」
「“ちとせ”また、寝坊か〜!」


とクラスの男子の声がした。