「うわー!!凄く美味しそう!ここ何?天国?」




瑞季は夢を見ていた。





瑞季の目の前にあるのは沢山のケーキやお菓子。




「食べちゃおっかなぁ~。どうしよっかなぁ~。」





ん?でもここ何処?
また別のどこかに来ちゃった訳?
まぁあの気持ち悪い生き物が
居ないだけマシか!
食べちゃおっ!





瑞季がケーキに手を出そうとした
その瞬間。
瑞季の真下に大きな穴が開く。





「…へ?」







瑞季は穴の中へ落ちた。






「今度はなんなのーーーー!!!!」










真っ逆さまに落ちていく瑞季。
すると前方に光が見え始めた。





「えっちょっ!ちょっと待て!このまま行ったらぶつかって頭割れるんじゃないの!?やだやだやだ!!
うわぁぁ!!!!!!」












バッ!!








「はぁはぁはぁ」






ってあれ?夢?
あー本当めちゃくちゃ怖かったぁ~。






って。私死んでないの?
ここ何処よ……………






瑞季はキョロキョロしてある所で
視線が止まる。
それは瑞季の真隣に居る男へと。





「…」

「…」







えっ。なにこの目の前にいる
超絶イケメン。
この人が助けてくれたの?
あの時叫んだ事本当に叶ったんだ!






瑞季が自分の世界に入っていると




「…ぃ。…おい。」

「は?えっ?何ですか?」

「お前、名は何と言う。」

「あっ、瑞季です。貴方は?」

「グレアと呼べ。」

「はい。」






「…あの。グレアさん?」

「なんだ?」

「ここは何処ですか?」

「我の部屋だが?」