何?こいつ。
めちゃくちゃ気持ち悪い。
でも何か逃げた方が良さそう?だよね?
状況的に。



瑞季はゆっくり下がっていく。
しかし目の前の獣にはそんなこと
お構い無しで瑞季に襲いかかってきた。



「ぅわ!まじか!
状況的にやばいよねこれ!?
こーゆーときってファンタジーなら
超絶イケメンの人が助けに来てくれるはずだよね!?
けど今はイケメンとかどーでもいい!!
ブサイクでも良いから助けて!!
だーれーかーー!!!!
助けてーーーーー!!!」






ザッザッザッザッザ




はぁ




はぁ



はぁ




もぅ、無理です。
これ以上走れません。
あぁ。18歳迎えておめでたい日なのに。
いきなりこんな訳の分からない所に来て
いきなりこんな気持ち悪い獣には追いかけられて。
せめて恋愛ってゆうものを体験して死にたかったなぁ。






瑞季は頭が混乱してるのと
獣から逃げるのに疲れきって意識を無くしてしまった。






グルルルルル


瑞季を追いかけた獣は
瑞季が倒れたのを見ると大人しくなり
瑞季を引き摺りながらある場所へと
向かった。