『どうしたの?凛』

『別になんなでもないよ〜。』

『そう?』

『そうそう、だから気にしないでねナナ。』

まだ疑いの目を向けてくるナナの視線は
見なかったことにしてみた。


『ねぇ凛、今度みんなで遊ばないかって
晴馬が言ってるんだけど。』


『みんな?ナナとデートじゃなくて?』


『デっ‥デートはデートでまた別に。』


照れるナナはカワイイ。


晴馬
やっぱり私は晴馬を恨むかも?


でもナナに
こんなカワイイ顔をさせられるのは‥



晴馬しかいないんだよね。



ねぇ晴馬、ナナを泣かせたら
私は絶対に許さないからね?