壁ドン……しちゃいました!?



苦しい――…。


わたしは今にも崩れそうなのに、彼はわたしをもてあそんで楽しんでる顔そのものだ。



「もぅ……はぁ……」


彼はゆっくりとわたしの唇から離れると満足そうな顔で微笑む。


けどわたしは緊張と疲れで反論させてもらえず、ため息。



もぅ……振り回されっぱなしだ。


「さっき、ドキドキさせたいとか言ってたよな?」


「えっ……?うん……」


「してるから、心配しなくても」