「だっ……だからそれは、違うの!!」 わたしが膨れながらもヒールを脱ぐと。 「いつか俺のポーカーフェイス崩れるぐらいドキドキさせてみな」 そう意地悪に笑われたから、次は仕返しにもっと高いヒールを履いていこうと思った――。 もう壁ドンはしないけど……。 〈fin〉