好きになっちゃダメですか?


それって…大事にしてるってことだよね?
私、あの告白の日、キスされそうになってなかった?
私が逃げてなければ確実にキスされてた。

でも、薫ちゃんは違う。
それって…大和が本気で薫ちゃんのことが好きだから…?

「そ、んなことないよ…」

ズキリと痛む胸。

「今日も一緒に帰るんだ♪」

馬鹿だな、私…
諦めるって決めたのに…
こんな言葉でこんなに傷ついてる。

「そ、なんだ…ごめん…私、トイレ行ってくるね…!」

これ以上そこにいたくなくて、私はトイレへと駆け込む。

大和は…薫ちゃんのことが…好きだったんだね…
私、とっくの昔に失恋してたのに…
バカみたい。


トイレからでると、私のバックを持った浩輔がいた。

「な、何してんの…」

「ここのこと待ってたの」

そう言って私にバックを渡した。