28才の初恋

――ピッシャーーーーンッ!!!!!

 私の体内に流れた音だ。
 幻聴?効果音?音響さんはドコ?
 というか、なぜこんな音が耳の奥に響いたのか!?

 部長の横に並ぶ三人の新人。
 その真ん中に立つ人物から……恐ろしいほどの、ど真ん中ストレートの豪速球が私に向かって投げられた!

 スラっとしたスタイル。
 男性にしては少し長いヘアスタイルに健康的な肌の色とツヤ。
 切れ長の目に、整った鼻筋。
 長く細い指。長い脚に……いや、もうパーツの良さなんて瑣末なことだ!

――奇跡だ!何でこんなエエ男が存在しとるんや!!

 心なしか地面が揺れているような気がする。
 地震か?地震でも起こったのか!?
 いや、揺れているのは私の身体が、足がガタガタと震えてるからなのか!?