大体だね、中学二年生の頃。おタネさんに部屋を掃除して欲しくない、なんて大それたことを考えた理由だって、『部屋に隠してあったBL系同人誌を発見されたくない』というものだったんだから。

 私の部屋にあった、数々の名作たち……。

 当時、日本の首相だった大渕総理と米大統領だったムリントソ大統領の絡み同人誌とか。
 往年の名サッカー漫画、『キャプテン羽毛』のライバルキャラ、向日葵くんと古林くんのカップリングではどっちが受けでどっちが攻めに相応しいかの激論を戦わせたりもしたよねー、実に懐かしい。

 未だに実家の私の部屋に眠っているはずである。今度の休みに実家に読みに行ってみようと思う。

……って、そんな過去を懐かしんでいる場合かよ!

 大樹クンだ、大樹クンが彼女関連の話をなぜやりにくいのかって話だよ!

……で、結局その理由は何なの?