♡ チョコレート味の恋 ♡

【華瑠 side】



亜琴ちゃんと一緒にその“綺麗な男の人”のところに向かう。




そーいえば何処にいるんだろう…。



「ねぇねぇ、亜琴ちゃん。
何処に向かってるの??」



「私たちのクラスよ?」



へー、私たちのクラスかぁ〜。

……っえ!?


「私の探してる人、クラスメイトなの!?」



「私の予想してる人が正しければね?
というより華瑠の隣の席の人よ?」




「え?私の隣の席の人?
……うーん。どんな人だっけぇ?」



うーん…というより昨日クラスの人ほとんど見てなかったような?


自己紹介は今日するってリョウちゃんも言ってたしなぁ〜。


そんなこと思ってると…


「本当に華瑠はチョコにしか興味無いわよね〜。
どうせ昨日入学式やHRずっとチョコのこと考えてたんでしょ。」



「うっ……!」


うぅ、その通りだけどぉ…。


「ほら、教室着いたわよ!」


あっ、ホントだ!!


「えっと、私の隣の席の人だよね?
私の席はぁ………………?」


……あれ?


わ、たしの席…よね?



「あのぉ、亜琴ちゃん?
私の隣の席、すっごく女の子に囲まれてるけど何ででしょうか……?」



もっのすごい人数の女の子が……!!
しかもキャーキャー言ってるのは何故?
囲まれてて誰がいるかわかんないよ!!



「華瑠のお目当ての人はあの中よ?」



「うそっ!私、あの中に入る勇気ないよぉ〜…。」



すると…



「今、蒼桜不機嫌だから離れたほうがいいよぉ〜。
またお喋りしようね〜♪」



ゆるいパーマがかかったミルクティーブラウンの髪の男の子が囲んでいる女の子達に声をかけた。




「「はい!!柊様!!」」



……ほぇ?
一気にいなくなった……。



「亜琴ちゃん、あの人凄いね…。」




「あいつ、水瀬財閥の水瀬柊よ。
華瑠見たことあるでしょ?」




「そ、そー言われれば……」



前にTVで見たことがある…。



…あれ?私のクラスメイトだったの!?




世間って案外狭いんだね〜。



驚きでぼーっとしていると



「ほら、華瑠の言ってた綺麗な人ってあの人でしょ?」


亜琴ちゃんが今さっきまで囲まれていた人を指す。



えーっと……あっ!
あの人だ!!



「うんっ!あの人!!
亜琴ちゃん、ありがとう!!」



さすが亜琴ちゃんだ!
いつも私は亜琴ちゃんに助けて貰ってるんだ。
亜琴ちゃんが困ってたら今度は私が助けようって思ってるの。




「華瑠の役に立てて良かったわ。
ほら行きましょ?」




そう言って亜琴ちゃんは私に微笑んだ。



「うん!」




亜琴ちゃんって本当に綺麗で上品で優しい…私の憧れだ。




早くお礼しなきゃ!



亜琴ちゃんと2人で向かう。