【華瑠 side】



ふあぁ。


眠くて欠伸がでる…。


昨日、念願の桜チョコをGETすることができた。



もう、すっごく美味しくて期間限定っていうのが勿体無いっていうくらい!!



亜琴ちゃんに桜チョコのことを語ったらいつの間にか凄く時間が経ってて……。



それで寝るのが遅くなっちゃったんだ。


授業中寝ないようにしなきゃ……!



そういえば昨日の男の人、凄く綺麗だったなぁ。
もう一回ちゃんと謝りたいけど、誰なのかもわからないし……。



うーん。亜琴ちゃんならしってるかなぁ?


そう思いながら歩いているといつの間にか学校についていた。



あっ、もう着いちゃった……。



亜琴ちゃんもう来てるかなぁ?



……なんか周りから凄い視線を感じる。



わっ、私なんか変かな!?
あっ、寝癖とか!?


あわわわわわ……。


どうしようと思ってたら

「華瑠、おはよう!
どうしたの?おどおどして。」



後ろから亜琴ちゃんが話しかけてきた。



「あっ、亜琴ちゃん!私なんか変なとこある!?」



「え?いつも通り可愛い私の華瑠だけど、どうかしたの?」



「なっ、なんか凄く周りから視線感じるの……。」



「……あー、そういうことね。」



「えっ!?亜琴ちゃん理由分かるの!?」



「華瑠が可愛すぎるから周りが見てるのよ。」



…………うぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!




「かっ、可愛くないよぉ!
だってこんなブス……。」



じっ、自分で言ってて悲しくなってきた……。



「はぁ、本当に無自覚なんだから…。」



ほぇ?よくわかんない……。




「あっ、そうだ!
亜琴ちゃん、凄く綺麗な男の人知ってる?」




「綺麗な男の人?
また何で?華瑠、今まで男に興味なかったよね?」





「えっとね?……………………。」



亜琴ちゃんに昨日起こったことをカクカクシカジカ話す。



すると……



「はぁぁぁぁぁぁ!?!?
大丈夫だったの!?
華瑠怪我とかしてないよね!?」



うぇぇぇぇぇ‼︎そこ!?



「あの、亜琴ちゃん?私はなんともないからね?
それでもう一度男の人にちゃんと謝りたいの……。
だから亜琴ちゃん知ってるかなぁって……。」



すると亜琴ちゃんは少し考えて…


「そうねぇ……。
思いつくことは思いつくんだけど……。」


…!!!!


「亜琴ちゃん!教えて!」



「でも違うかもしれないでしょ?」


うっ、それもそうだけど…でもぉ…

「亜琴ちゃんに教えてもらった人に会って違ったらまた探せばいいもん。
早くちゃんと謝りたいの。
お願い!!」



必死にお願いすると…


「っもう!可愛いわね!!
わかったわ。華瑠の頼みだもの。」



やっ、やったぁ‼︎


「亜琴ちゃんありがとう!!」



嬉しくて自然と笑顔になった。
……すると、何故か周りの人達の顔が赤く染まる。



うぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!
みんな顔が紅い!!!
熱なのかなぁ……?
最近風邪流行ってるとか!?



「亜琴ちゃん、なんかみんな顔が紅いんだけど大丈夫なのかなぁ……?」




「はぁ、大丈夫よ。
風邪が原因じゃないから。」



「風邪じゃないの?
よかったぁ〜、みんな体調悪いのかと思ったよぉ〜。」




…あれ?それじゃあ原因はなんだろ?


まっ、いっか!!