魔法と恋の使い方




「おはようございます…。ありがとうございました。」



大学の門をくぐりスクールバスの運転手におじきをしてバスからおりる。


「おはようございます。

矢吹助教。」


走りながら3つ年下の大学院生…矛薙 祐〈ホコナギタスキ〉が欠けてきて並んであるいた。


「おはよう…。」


ニッコリと笑う彼は何やら白い紙を私に渡し強く念をこめるとその用紙がスナップ写真のように画像が浮かび上がる。



「今日‥ここが会合ですから!!!

絶対きて下さいね‥‥!!」


「ちょっと‥‥!!」


人目を気にする私にまたあどけない笑顔を浮かべて軽く頬にキスをするし逃げるように離れた。