魔法と恋の使い方



リビングをグルグル輪を描くようにニワトリは暴れ回る様に人差し指をかざし「エイッ」と時計まわりとは逆にして指で輪を描くと鶏はそのまま空中を飛び差し出した器えと吸い込まれやがて生卵へと変わった。


「ふっ―――――。」



ひと仕事を終えて額の汗を拭う…。



大きな溜め息と共に朝の貴重な時間にこんな大事になってしまう始末…。


私はうなだれながらそのままキッチンへと向かった。



「魔法気をつけなさい。」



――そうはいわれても魔法は魔法……。


隠れながら使ってきたといえど…スマホより格段魔法の方が使い慣れてる。