突然の事とといい思わず魔法を使ってしまったような感覚的の熱が微かに腕や掌に残っていた。 「あっ…………。そーでした! ウッカリしちゃって…。」 曖昧な言い訳をしながら泳ぎ加減な目に力をいれ彼の表情を探るもその表情にくもりなき笑顔をのぞかせた。 (気付いてはいないわよね…。) 全ての疑いがはれた訳じゃないけど… ここは早く用件を済ませた方が賢明だと 思い直し理事長室の扉をノックした。