魔法と恋の使い方



もちろん…彼とかではなく…
かといって一緒にいても馴染の
もやっとした気持ちに苛まれしまう…。

もっとも私抜きで決まった話だし…
戸惑いあるしときめきはない…。

それでも、私の母もお婆ちゃんも
そのまたお婆ちゃんもみんな魔法使いの
血統を交えぬことなく散り散りになった
他の魔法使いの血統の一族同士と結婚して
今にその血族をつないできていた。


だから‥私だけ嫌というわけにはいかないし
こんな日がくるのはどこか予想していた。