「約束ですよー!!!」
たった3歳しか離れていない彼も魔法使いの一族の末裔。
彼の一族は明治維新とともにこの日本に移りすんだらしい……。
しかも最近、発覚したのだが私の許嫁候補…。
魔法使い同士にての婚姻が交わされてきたせいもあり魔法使いの中から結婚相手も決められる誓約がある…。
祐は私にとってはずっと弟みたいな存在だった。
そんな彼がいきなり私の結婚相手と私の家に名乗りをあげて以来…ふってわいたような二度となさそうなこれとないおめでたい話に本人の意思なんかまったくおかまいなしに勝手に話だけが進んでいる状況だ。

