その視線を体全体に向けるとところどころ同じように赤くなっているところがあって。
びっくりした顔を見せた私に…

「美咲。ごめんね。
 我慢がきかなくて、体中についてる。
 俺、嬉しくてさ。美咲が俺を受け入れてくれたこと…
 痛かっただろ。
 でも、その痛みを付けているのが俺だと思うとそれすらも愛おしいんだ。」

『幸樹さん…私すっごく今恥ずかしいです。
 でも…何だかいろんなことが急すぎて… 
 あの…これからもよろしくお願します。』

恥ずかしいのと嬉しいのとでごちゃ混ぜになっていて…
でも、そんな私を包み込むように抱きしめてくれる幸樹さん。

幸せだと感じた。
こんなに幸せを感じたことはなかった。