『部長もかわいい彼女もつと大変だね。
　でも、部長の気持ち少し分かるかも…
　美和も逆の立場で考えたら分かるでしょ。

　周りには内緒で付き合っているから、誘われたりすることもあるでしょ、部長も…
　しかも、今までを考えると余計に』


「そうだけど…でも私だよ。
　そんな心配しなくてもいいと思うけど」


『美和は何にも分かっていないよ。
　私に美和の事聞いてくる男性いたもん。
　もちろん、本人に聞いてくださいって言って答えなかったけど』


「うそ！！そんなことがあったの？
　知らなかった。…ごめん」


『なんで謝るの？
　美和がかわいいってことでしょ。


　それに、今日は貴重な体験ができましたしね。
　部長があんなこと言うなんて信じられないけど、
　仕事命って感じに思っていたけど、
　美和を大事にしてくれてるんだって分かってうれしいよ』