一生に一度の恋。



紙袋を口に当ててくれて
息をしているとだんだん
呼吸が楽になるのを感じた

「ハァハァスゥー
スゥーハァースゥーハァー」

「美音、辛かったな
大丈夫か?」

「うん、もう楽になったよ」

「そうか、よかった
美音、なんか不安なことがあるなら
言ってほしい」