Lightning

ロスティスを倒し、コリンズの拘束された両手を解いてやる。

「怪我はないか」

「大丈夫なの…でも…」

コリンズは周囲を見渡す。

既に爆発と火災で、蒸留塔周辺は火の海だった。

ジョン一人でなら、大火傷を負いつつもここから脱出できるかもしれないが、コリンズは義眼に改造しただけの殆ど生身だ。

この火災の中では脱出できない。

「ジョン…」

「ちっ」

舌打ちするジョン。

ここで死んだとしたら、ジョンの役目は既に終わったという事。

別に悔いはない。

しかし、せめてコリンズだけでも…。

そう考えていた彼の頭上に。

「!」

UH-1Jヘリコプターが飛来する。

『遅くなってすまない!』

無線から聞こえてくるのは、進藤三等陸佐の声。

『今ロープを下ろす!ここから離脱するぞ!』