軍を除隊してから完全義体化し、南アフリカ共和国のアエロテクCSIR社が開発したダネルNTW-20アンチマテリアルライフルを武器に、ブラックアウトカムズのコントラクターとして活動するようになった。

見晴らしがよく広大な南アフリカの草原では、戦闘での対峙距離が長くなる傾向があり、長射程の火器が求められていた。

これを受け、アエロテクCSIR社は同銃を開発、南アフリカの自由化後はダネル社により海外に輸出された。

その為、開発元がアエロテクCSIR社であるにも関わらず、ダネル社の名前で呼ばれる事が多い。

特徴は、個人武装用ライフルとしては最大級の弾薬を使用するという点である。

使用する20ミリ弾薬は、第二次世界大戦においてドイツのモーゼル社が開発した対空機関砲用の弾薬であり、大戦後もフランスのマニューリン社が生産を継続している。

コリンズの愛銃バレットM82の12.7ミリ弾でさえ、2キロ先から発砲して人体を両断するというのだから、その威力の高さが窺える。