反撃に転じる為の全ての武器を奪われた。

四肢もワイヤーで封じられ、ジョンには為す術もない。

「さぁどうする?」

ルイスは、右手小指の電極をジョンの胸の傷口に押し込み。

「ぐぅああぁあぁぁあぁぁっ!」

電気ショックを浴びせる。

「いいねいいね、いい鳴き声だ。その声が聞きたかったんだ」

愉悦に表情をだらしなく緩ませるルイス。

まさしくパラフィリアの顔だ。

「ぐ…他人に苦痛を与えて苦しむ様の、どこが愉しい…?…イカレ野郎が」

「お前もそうだろう?」

ルイスはまたもメスでジョンの傷口を二度斬りした。

「あんな立派な高周波ブレード持ってるんだ…他人を斬るのが愉しいんだろう?」