Lightning

無人機がセンサーの反応に気付いて上を見上げた時には、もう遅かった。

高周波振動と発生した熱により、ロケットランチャーにも耐えるという無人機の装甲が、バターのように両断される。

中央から真っ二つにされ、転倒と共に爆発する無人機。

その爆発を背に、青年は高周波ブレードを振り払って返り血のような油を払い、納刀した。

超高層ビルから飛び降りても無傷、無人機を両断する膂力。

高周波ブレードの切れ味を考慮としたとしても、明らかに人間業ではなかった。

その通り。

青年の名は、ジョン・ライトニング。

最新最高スペックを誇る特殊作戦用義体を持つサイボーグだった。