Lightning

一般車両を擦り抜けながら、東京方面へと進む小川の車両。

擦り抜けるといっても、この仰々しさだ。

一般車両は言われずとも道を譲る。

民間人ならば誰でも威圧される光景だろう。

まるで戒厳令下だ。

奇異の目で見る一般市民達を、小川は心苦しく思う。

が。

「成し遂げたい事があるのならば胸を張る事だ」

ジョンが呟く。

「『あんたの意志で始めた戦い』だろう。『誰かの命令でやっている事』じゃない…なら汚名を被る事になっても胸を張れ」

「…確かにな」

フッと笑う小川。

「アイツめ…いい人材を持ったな」