愛しき日々へ





ふと気がつけば母の葬儀が終わって2日が過ぎていた。

奨学金とかは先生に頼み、大家さんの好意で一ヶ月は今まで住んでいた家に居れる。

だけど、これからどうすればいいのか…俺には分からなくてただ呆然と天井を見上げていた。

こんなこと、している場合じゃないのにな…。

やらなきゃいけないこと、いろいろあるのに全然手につかないや。

ふと、目線をずらせば母さんと最後に撮った写真が目に入る。

高校の入学式の写真。

俺より少し濃い色の金色の髪をした母が綺麗に笑っていて隣には男物の制服を着た俺が居る。

元々通っている高校は制服は自由でどんなものでもよかったから母はなにも言うことはなかった。