愛しき日々へ




その後も、会計の時に龍がブラックカード出そうとしたときはガチでビックリした。

慌てて俺が払ったけど、龍が不服そうな顔していたのはスルーしとく。

てか、お前も持ってんだな!ブラックカード!

そんなほいほいと持てるもんじゃねーからな、それ!

バイトのお姉さんが困るだろうが!

「ふぅ…。」

待っててくれたらしい高級車に乗り込み一つ息を吐き出す。

疲れた。というか、金持ちと庶民の差に疲れた。

俺、これからちゃんとやっていけるか…?

「すごいんだな、スーパーって。」

「そうか?ていうか、俺は龍がどんな場所にいってんのか気になるけどな。」

そもそも、スーパー行ったことないってどこなら行ってんだよ。

まぁ、俺もゲームセンター行ったことなかったから人のことは言えないが…。

「どんな場所っていわれてもな…。」

「じゃあ、ご飯どこで食べてんの?
それともあの家には料理人もいるのか?」

いや、料理人いるならわざわざ買い物なんて行かないか…?

「シェフは前いたけど今は色々あっていないな。
普段は外食だしシティホテルとかそれなりに高いレストランとかか?」

「高いってどんくらいの?」

「まぁ、サラリーマンの月給ぐらいのとこじゃね?」

金持ちがっ!!

さらっと言ってのける龍に俺は何度目かになるその言葉を心の中で吐き捨てた。