愛しき日々へ





「米だよ。ほら、さっさと持てって。」

そういって龍の腕に米を持たせると龍はどうやらPOP広告に目が言ったらしい。

「なぁ、これとこれの違いなんだ?」

「え?あぁ、右は無洗米だろ?
右のは米を研がなくていいんだよ。」

「……研ぐ?」

「洗わなくっていいこと。」

何普通のこと聞いてんだ?

そう思いながら龍を見るとビックリし顔をして口をひらいた。

「………米って、洗うのか?」

まさかのそこから?!

嘘だろ、マジかよ。今時幼稚園生でも知ってることだぞ?!

金持ちってそんなことも知らねーでどうやって生きてんだよ!!

「……あ、洗うぞ?普通。」

「そうなのか。知らなかった。」

これが金持ちがっ!!

思わず金持ちとの常識の格差に叫びたくなった俺は悪くない。