私達は3年にあがった。 それからは、なにも変わらなかった。 変わったのは、もう体育館裏に来いなんて いいに来なくなった。 私は、いつものように 愛羅の家でご飯を食べてから 学校に向かった。 ガラガラ なにこれ? 私の席がない? 黒板を見ると 泣いたふりをしながら、 何かのチラシを見ている凪桜がいた。 「あんた、最低だよ!」 パンっ 私は、叩かれた。 何が起きたのか、分からなかった。 愛羅も同じように固まっていた。