放課後。

「ばいばい、なな。」

「ばいばい、ゆい。」



ゆいと別れた。

そして、中学に向かう。




中学につくと、見えたのは、かいと。



かいとは、男の子にも女の子にも囲まれていた。

かいとを見ていると、昔のらいとを思い出す。


にてる。ほんとに。




あっかいとが気づいた。

話してていいのに。

あたしに構わず。




「なな、待ってたよ。」




嘘つき。友達と楽しそうに遊んでたくせに。

まぁ、それがかいとの優しさなんだよね。





「じゃあ、行くぞ。」


あたし達は、自転車置場に向かった。

そして、家まで、おくてってくれた。





この時、ゆいは最後の決断をしていた。

それは、ななにもわかっていた事だった。