「大丈夫。もし、兄貴も親友もななから離れていっても、僕はずっとななのみかただから。その事を忘れないで。ななは1人じゃない。僕がいるから。」 「ありがとう。」 そう言って、あたしはボロボロ泣いた。 そんなあたしをかいとは、学校が遅刻しそうなのに、ずっと抱きしめてくれていた。 かいとがいたから、今のあたしがあるんだ。 ありがとうかいと。 自分で決断することを、心から誓った。