私はその光景にはっと息をのんだ。 夕日によって街全体がオレンジ色に 染まっている。 いや、 包み込んでいるといったほうが いいかもしれない。 様々なものに反射した光も、 人や物の影も、 とにかく美しかった。 冷たいはずの雪でさえも、 なんだかあたたかく感じた。 何もかもに美を感じた。 信じられない。 これが私の大嫌いだと思っていた 街だなんて。 こんなところに あんな嫌な人たちがいて、 その人たちに嫌な思いをさせられている 私がいるなんて。