当時、私には『夢』なんてなかった。

だから余計に勉強をしたくなかった。

というより、する意味が分からなかったのかもしれない。

テキトーに先生の話は流し、早く私は中学生の夏休みで頭がいっぱいだった。


もうこの頃はクラスで彩と咲子と私の3人でいることがほとんどだった。