「あったかい。大好きだよ。ずーっと。大好き……」
「顔見せろよ」
「いや……恥ずかしいよ……」
「ダメだ。見せろよ」
向き直り。視線を合わせる。
ツリーのライトが点滅する中で翔吾の顔がゆっくり近づいてくる。
瞳を閉じて翔吾を感じる。
柔らかい唇は、オデコ……鼻先……そして……唇へと……降りてくる。
触れるだけのキスを何度も繰り返す。
愛しい者への愛の証。
「来年もその次も、ずーっと一緒にいような」
「うん。いようね」
バーチャルだった二人はより確かなものへと歩き出していた。
fin
「顔見せろよ」
「いや……恥ずかしいよ……」
「ダメだ。見せろよ」
向き直り。視線を合わせる。
ツリーのライトが点滅する中で翔吾の顔がゆっくり近づいてくる。
瞳を閉じて翔吾を感じる。
柔らかい唇は、オデコ……鼻先……そして……唇へと……降りてくる。
触れるだけのキスを何度も繰り返す。
愛しい者への愛の証。
「来年もその次も、ずーっと一緒にいような」
「うん。いようね」
バーチャルだった二人はより確かなものへと歩き出していた。
fin

