セカイの理

「先輩~、痛いですよぉ~・・・。」

綾菜は、泣きながら先輩に近づく。

「あー・・・はいはい。よしよし。」

先輩は、綾菜の頭を優しくなでる。

「う~・・・ぐすんっ。」

綾菜は、先輩に頭をなでながら叱られた子犬のように泣く。

「葉月くんも、綾菜ちゃんも昔と変わってないね。」

先輩は、つぶやく。

「え?」

俺は、先輩を見る。

「よしよし。もう、大丈夫?綾菜ちゃん。」

「はい・・・。」

綾菜は、ゆっくりうなづいた。

「先輩に頭なでられるとすごく、おちつきます~・・・。」