セカイの理

「なぁ、綾菜・・・。」

「なんだい?葉月くん。」

「一つ・・・聞いてもいいか?なんで、今、メガネをかけたんだ?」

「ん?・・・先輩の真似だよ。」

綾菜は、笑う。

「なんだよ、それ。」

俺は、クスッと笑う。

「あはっ。」

綾菜も、ニコッと微笑む。

ここで、先輩の紹介をしよう。

先輩と言っても、俺と綾菜の一つ上の先輩なんだがな。

どうしようもなく、頼りないけど学校の情報をいっぱい握っているんだ。

「あ、葉月くーん、綾菜ちゃーん。」

「先輩。」

俺たちに、今、手を振っているのがその先輩だ。