セカイの理

そう言って、綾菜は顔をあげる。

「な、なんだよ・・・。」

俺は、ポケットに手を突っ込んだまま顔を引く。

「ほんとのこといっただけだろ?」

「・・・そっか・・・ありがとう。」

そう言って、綾菜は笑う。

「・・・。」

ドキッ。

俺は、少し顔を赤くした。

な、なんだ・・・今のドキッは!

俺は、振り向いてそう思う。

「葉月くん?」

綾菜は、俺の顔をのぞきこもうとする。

「ほら、さっさと行くぞっ。」

そう言って、俺は、歩きだす。