学校の敷地にこんな場所があったなんて全く知らなかった
まるで、童話の中に紛れ込んだかのようだった
その小屋から、かすかに声が聞こえた
「あ、そういえば、時間大丈夫なの?」
「へ?時間?…ってやっべぇ〜!
授業が終わってからもう1時間もたってんじゃん!
連絡してないし、本気でヤバイ…」
中から聞こえた声は…
顔を見なくてもわかる
紛れもない妃芽の声だった
「携帯、携帯…って充電切れてるし…」
なるほど、電話にでないわけだ
でも、妃芽が無事で本当に良かった…
俺はゆっくりとその小屋へと足を踏み入れた
「見つけた」


