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彩音と家の前で別れて、家の中に入った。
ちょっと、気分が浮き足だったので、親にバレないようにしようとして、
すごく怪しまれた。

「ただいま~♪ルンルン」

「おかえりー。なんだかすごくご機嫌ね。
なんかいいことでもあったの?
ルンルンしちゃってさ。」

「べ、べつにぃ~?いつもこんな感じじゃん。
(やっば!ばれたら、計画パァーだし、気を付けなきゃ!)」

「怪しいわねぇ。何か悪巧みでも考えてるんじゃ。
小さい頃、機嫌の良いときは有希と彩音ちゃんと悠也君とよく、
悪戯ばっかしてたし。
あんた達、近所じゃ『悪友』なんて呼ばれてたしねぇ。」

「そ、そんな昔のこと言わなくても(苦笑)。
それに、もう、子供じゃないんだからさ、悪戯なんてしないよ!」

「あら、悪巧みじゃないなら、ついに有希にも春が来たのね?
ね。どんな子??」

「な、な、何言ってんの!?そんなの居ないし!!!」

「なんで、そんな、どもるよの(苦笑)。」

「お母さんが、変なこと言うからでしょ?!」

「はいはい。フフッ。そっかぁ、有希にも彼氏ができたなんて(笑)。
明日のご飯は外食だわ♥」

なんて事を言いながら、母はリビングに入っていくので、

「だから!違うってーーー!!!(大声)」

と、言うしかできなかった。

我が母ながら、困ったもんだ。

PM7:37
夕飯を食べ終え、
PM9:30
お風呂に入り、
AM01:30
夜出る準備した。
AM01:45
「えっと、懐中電灯と予備の電池 持っていこ。
後は、飴とかお菓子持っていこっか。
スマホと絆創膏に傷薬もいるかな。
うん。こんなもんでいいか。よし、行こう。」

ピコン♪
彩音からメールがきた。
''念の為に教える!学校の門の前に2:00に集合!!''

(了解っと)

私は返事を返した。
それから、私はワクワクしながら家を出た。
家族に内緒でバレないようにするのは楽しかった。
夜遊びも非日常の事だから、さらに気分を盛り上げた。
彩音は遊びの約束なら集合時間よりも早く来るから、もう、待っているかもしれない。
そう思い、急いで集合場所へ向かった。