ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

それは今と同じ暑い日だった。
まさかあんな事になるなんて。
誰も予想しなかっただろう。

20XX年8月28日

「じゃあ、明日午前2時に学校の門の前に集合な!忘れんじゃね~よ?」

「わかってる!てか、忘れるわけ無いじゃん!楽しみにしてるんだし(笑)」

「いや、だって有希、おっちょこちょいだし(笑)この間だってs」

「わぁァァァァァァァ!!こ、この間のはたまたまだって!
てか、忘れてよー(汗)」

「いや、あんな面白い事は忘れれんしぃ~(笑)」

なんて、私の黒歴史を語りだそうとする彩音

「そうだ!」

私は無理矢理、話を変える

「新と美紗も誘ったんだけどいい?」

彩音の顔がちょっとだけ拗ねた顔になった。
話題そらしたのバレバレか……。
だが、次の一言で私は彩音を上機嫌に直そう!!!ハッハッハ。

「ついでに 悠也 も。」

ピクッと、彩音の肩が少しだけ動いた。
すると、ニタァァァとでも効果音がつきそうな笑みを浮かべた。
私は鳥肌がたった(笑)

「(怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖ry)」

「いいよ~♥二人だけじゃ、寂しいもんねっ!多い方が頼もしいし、楽し
いし★そっかぁ~♥悠也来るんだ~♥♥
あいつがビビる姿が見られるかもしれんのよな(笑)
めっちゃ、楽しみだわ♥ウフフフフ」

……oh……。悠也めんご☆
ところで、ここらへんで、ざっと私の友達の紹介をしておこう。

私の親友の、原 彩音。
ざっと言うと、男勝りのドSな奴だな(笑)。

私と彩音ともう一人の親友、悠也は生まれときからの幼馴染みで、長くいすぎて姉妹弟(きょうだい)みたいな感じだ。
いつも、三人で悪戯ばかりしていて、よく怒られていた。

悠也を一言で言うなら、
カッコつけたがりの馬鹿だ。
うん、それしかないな(笑)。

美紗は中学に入ってから仲良くなった子だ。
見た目はホワッとしたお嬢様系だ。
そんな子と私達が仲良くなったのは入学式後、
美紗が1人探し物を探していたのを手伝ったのがキッカケだ。

新とは、美紗の紹介で仲良くなり、
それからは、この五人で遊ぶようになった。

「ーでさぁ、……って、聞いてる?」

「ふぁ?!えっあ、ごめん。ちょっと考え事してた。」

「もう、なに、今日の夜のことが怖いとか?」

「ち、ちがうよ!今日のことは凄く楽しみにしてたんだよ。
だから、今から凄い楽しみで。
あとね!五人での初めての夏休みだから!!!
もう、終わっちゃうけど………。」

「確かし(笑)。皆で初めての夏休みだな。
それでワクワクしすぎで人の話を聞かないとは。
小学生か(笑)。」

「えへへ。以後気をつけます。」

なんてことを話していたらいつの間にか、私の家の前。

「あっ、もう、家だ!
じゃあ、また夜に!」

「おう!じゃ~な!」