双子の兄妹は恋人

「はい」
「さっきも言ったとおり、翼が退学になったのなら、私がここにいる意味はないですから」
と私が言うと、龍さんが

「それどういう意味なんだ?」

「この学校には、翼が入りたがってたから私も入ったんです」

「別に俺が入りたがってたわけじゃないだろ・・・」
と翼がすねた感じで、言っていた

「それはわかってるし、後から話し聞くからね?」

「わかったよ」
と翼がしゅんとして、黙った
しゅんって言っても、ほかの人にはぜんぜんわからない変化なんだけどね

「だから、こいつが退学になったら、自分も辞めると?」

「はい、そうですよ」
「いつか、翼が退学になるのは目に見えてましたから」

「悪かったな・・・」
とあからさまに、しゅんとしていたw

「ごめんね」
と私は笑いながら、謝った

「別に、瑞穂が辞めなくてもいいと思うけどな・・・」
と龍さんが言った

「そうだぞ」
「それに、瑞穂」
「ここを辞めて、どこに行くんだ?」
と校長先生が言ってきた