双子の兄妹は恋人

「え!?」
「・・・ごめんなさい」
「今は、そんなこと考えていなくって」
私は突然で、動揺を隠しきれなかった・・・
龍さんが、私を口説いてると思ってたけど、遊びだと思っていた
でも、本気だったとはビックリだった

「そうか・・・」
「俺も、突然で悪かったな」
と龍さんが、ちょっとガックリしながら言ってきた

「いいえ」
「龍さんの気持ちは嬉しかったです」
と言うと、龍さんが

「でも、俺はあきらめないからな」
と言ってきた

「え?」
とビックリしていると

「いつかまた、瑞穂に告白するから覚えてろよ」
と断言された・・・

「そんなの、覚えてなくていいぞ」
「行くぞ」
と翼が私の腕をつかんで、車まで引っ張ってきた

車に乗ったら、お兄ちゃんが車を出発させた
出発させてから、お兄ちゃんが

「瑞穂、本当に学校を辞めてきたのか?」

「うん」
「怒ってる?」

「怒ってはないけど・・・」

「じゃあ、許してね」

「わかったよ」
「それより、何で翼はそんなにイライラしてるんだ?」

「イライラなんて、してねぇよ!」