別れの最終地点

「...宏大っ!」


乗れよと言わんばかりに、顎で後ろに乗るように指示される。



無言の宏大に、私はまだ少し怯えていた。



「...宏大?」




電話で話してから、まだ1度も言葉を発さない宏大。




そのまま、宏大の家に着いた。




昨日のバレンタイン。
宏大からの連絡はなかった。




そして今日になって連絡をくれた。
正直、嬉しかった。だけど、何故か様子がおかしい。




久々の宏大の家。



「おじゃましま〜す」


「先入って」



ようやく宏大から言葉を発してくれた。

でも、入ってと言われたこの部屋は、前から絶対に誰も入れないと言っていた部屋。




初めて入れるんだ。




期待を込めて、ドアを開けた。






....え、なにこれ。