別れの最終地点

「環菜、かんなかんな〜!!」


朝から凄いテンションで教室に入ってくる波留。


「お、おはよ。なになになに?」


私の席までダッシュで走ってくる。
こんな狭い教室を走らなくても。


「なに、どうしたの?」

「これ!」

勢いよくカバンから取り出したのは、一枚のフライヤーだった。



「...DJイベント?」


前の席の椅子を私の方に向けて、携帯の画面を私に見せる。


「この人が主催者なの!かっこいいでしょ〜」


画面を覗き込む。


まぁ、確かに顔はかっこいい。


「だれ?」

「誠一さん!芳賀山誠一!私の憧れの人!昔、同じダンススクールでね、私が中学一年の時に高校2年生だったの!ほんとかっこよかったんだぁ...」


芳賀山誠一という彼の話を、波留は目を輝かせながら話した。


「いつ?」

「えっとね、来週の...土曜日!」


土曜日か...特に用事ないなぁ。


「ってかさ、クラブハウスって」


1番の問題点。

「未成年入れんの?」