別れの最終地点

「おはよー」



いつも私が最後に降りてきて、


大学3年生の兄の誠也とお父さんは相変わらず無言で朝ごはんを食べている。


それで、私が入って話が始まるっていう家族の1日の始まり。


「お兄ちゃん!ちゃんと借りてきたDVD、自分で返してよね?」

「なんでお前が持ってんだよ!」

「私の部屋で見たんでしょ?ってか、お兄ちゃん、こんな映画見るんだ」



甘々系の恋愛物。
あらすじを見る限り、あーってなる感じの映画。まぁ、ようするに、現実ではありえないってこと。