別れの最終地点

「やっぱね...」


見つけたのは良いものの、


「あれ、並ぶのか...?」


オープンしたてのケーキ屋さんには、たくさんの人が並んでいた。

「食べたくない...?」

「分かったから、早く名前書いてこいって」



ほんとは食べたいくせに。
秀太が甘党な事なんか、幼馴染なんだから当たり前に知ってるんだから。