スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~

ちょっ……えっ、えええ!?


な、なんで村星君が、私に挨拶してくんの!?


し、しかも今、私の事“湖柚”って名前で呼んだよね………!?


「なっ、村星君……何して……」


「んっ?何って………何が?」


顔面蒼白でロボットの様にぎこちない動きで、明らかに動揺している私の問いに、村星君はまたニコッと笑って聞き返す。


その笑顔は美少年だけあってとってもキレイなのだが、今の私にはときめいている余裕等微塵も無い。


なぜならクラス中の皆が私と村星君に注目しまくっているのを、超ビシビシと感じているからであるっ!!